今回は今夏に移籍した主なアメリカ人選手を紹介します。基本的に五大リーグ関連の人間に絞って選出しました。
MF
パクステン・アーロンソン フランクフルト→FCユトレヒト(レンタル)
昨シーズン、フランクフルトに移籍と同時にベルギー1部のウェステルローにレンタル移籍した21歳。パリオリンピックにも出場し、アメリカのベスト8進出に貢献。現リーズのブレンデン・アーロンソンを兄に持つ。2列目でプレーすることの多い兄よりもウィングでプレーすることの多い選手。今シーズンはオランダのユトレヒトに再レンタル。定位置を確保し4試合で1アシストと好調。
タナー・テスマン ヴェネツィア→リヨン
昨シーズンヴェネツィアのセリエA昇格に貢献した22歳。22歳に見えない貫禄を醸し出す髭の似合う男。ポジションは主に中盤。今夏は同じくセリエAのインテルやフィオレンティーナから関心が向けられていましたが条件面が折り合わずどちらとも交渉は不成立に。最終的にリーグアンのリヨンに移籍となりました。ただリヨンは開幕1勝2敗と雲行き怪しいスタート。ELもあるので必ず力を求められる時があると思います。順調に結果を出してチームを助けてほしいです。
DF
マーク・マッケンジー KRCヘンク→トゥールズFC
ベルギー1部からリーグアンのトゥールズFCに移籍した25歳のCB。MLSからベルギー、そして五大と絵にかいたような順調なキャリアを進んでいる。ヘンクでは伊東純也とも共闘していた。そのため、今年は敵として再開する可能性があるという楽しみもある。代表では次に紹介するリームが年齢を重ねており長くはないのでリームの後を彼が継ぐという可能性も十分存在する。
ティム・リーム フラム→シャーロットFC
フラムでチャンピオンシップ時代からプレーし続けたベテランCB。キャプテンも務めており、昨シーズンも開幕戦からスタメンだったが2月以降ベンチとなりなかなか出場機会を得ることが出来ず。今夏ついにMLSのシャーロットFCへの移籍が決まり、サポーターに惜しまれつつ9シーズンにわたって過ごしたクラブを跡にし故郷アメリカで新たな挑戦をスタートした。代表はまだ引退しておらず、9月のメンバーにも入っている。まだまだ活躍を続けてほしい36歳。
ジョン・アンソニー・ブルックス ホッフェンハイム→ヘルタ・ベルリン
ドイツ系アメリカ人で、そのためヘルタ、ヴォルフスブルク、ホッフェンハイムとブンデスでの経験豊かな31歳CB。ただアメリカ代表ではなかなか定着せず、カタールワールドカップ予選も2試合のみの出場で本大会は選出すらされず。ホッフェンハイムでも大活躍というところまではいかず、今夏古巣でブンデス2部のヘルタ・ベルリンに移籍。
GK
マット・ターナー フォレスト→クリスタル・パレス
アメリカ代表正守護神。昨夏アーセナルからフォレストに移籍し、数々のビックセーブをしてきたものの足元のなさもあって冬に加入したベルギー人GKマッツ・セルスにポジションを奪われる。プレシーズンでは出場するものの開幕戦は結局セルスがスタメンになったうえにブラジルからカルロス・ミゲウという若いGKが加入したこともあり、パレスへのレンタル移籍を決断。