米豪サッカー日誌

欧州で活躍するアメリカ、オーストラリアのサッカー選手の活躍を逐次紹介したいと思います!

【代表戦】アメリカ代表vsカナダ代表、ニュージーランド代表の結果

つい先ほど、チェルシーなどで監督を務めたマウリシオ・ポチェッティーノ氏の監督就任を発表したUSMNT(サッカーアメリカ代表)。今までは若くて欧州組の多い代表選手に注目が集まっていましたが、今回のポチェッティーノ氏の就任を機にさらに世界中からアメリカ代表に注目が集まるでしょう。

そんなアメリカ代表、9月8日にカナダと、11日にニュージーランドと親善試合を行いました。ワールドカップ最終予選を戦っている日本などと違い、アメリカは次回の開催国なので予選免除となっています。

そこで同じく予選免除であるカナダと、オセアニア予選がまだ始まっていないニュージーランドと戦いました。いずれもアメリカでの開催です。

アメリカはまさかの予選敗退となったコパ・アメリカ以来の代表戦。ポチェッティーノ氏の就任は間に合わずコーチが暫定監督という状態で戦いました。

では結果を見ていきましょう。

 

第1戦

アメリカ 1-2 カナダ

まず今回の代表、アダムスやレイナ、ウェア、デストといった近年のアメリカを象徴する選手たちが軒並み負傷しており、コパ・アメリカの時より少しメンバーに変更が出ています。とはいえ前線はミランのプリシッチ、モナコのバログン、リーズのアーロンソン、中盤にはPSVのティルマン、ベティスのカルドーゾ、ミランのムサといった面子。やっぱり前線や中盤の層は厚いなーと感じました。

しかし序盤からカナダの攻勢。リールで大活躍をしているジョナサン・デイヴィッドなど何度もボックス内に侵入を許し、ついに17分に先制点を献上してしまいます。23分にはプリシッチに大チャンスがあったものの惜しくもゴールの左にそれてしまいます。

迎えた後半。しかしカナダペースは変わらずワンツーでデイヴィッドにゴールを許し2点差。

状況を打開すべくアメリカはミドルズブラのモリス、そしてセルタのデ・ラ・トレを投入します。すると66分にそのモリスがペナルティーエリアで鮮やかなルーレットを披露し、こぼれたボールを同じく途中出場のデ・ラ・トレが押し込み1点を返します。

しかしそのまま試合終了。1-2で敗戦となりました。

 

第2戦

アメリカ 1-1 ニュージーランド

カナダ戦から多少のメンバー変更。プリシッチに代わって左にコヴェントリーのライト、右にPSVペピ、GKも今夏パレスに移籍したターナー、それ以外にも何人か入れ替えました。

カナダ戦と異なり、この試合はアメリカペース。すると20分に抜け出したペピがネットを揺らすも惜しくもオフサイド。その後もチャンスを多く作るもののニュージーランドのDFが高い集中を見せなかなか大きなチャンスを作れません。前半終了間際にはMFのムサが得意のミドルシュートを放ちますがキーパーの好セーブに阻まれます(ムサはバレンシア時代に超ミドルシュートを叩き込んだことがありますからね。それを彷彿させました)。

迎えた後半、69分に前線の選手がパスをつなぎながら良い連携を見せ、最後は途中交代で出ていたプリシッチが決めます。ついに先制点を奪取しました。

このまま終わるかと思いきや89分、相手の前線へのロングボールを拾い、DFのマッケンジーがクリアしようとしますが相手選手に当たり、キーパーの頭上を越えゴールに入ってしまいます。アンラッキーな形で失点し1-1で試合終了となりました。

 

感想

うーん、コパ・アメリカから続く攻撃も守備も微妙感が続いっちゃった感じですね。まあまだ攻撃は許容範囲でしょう。守備がなんかいっつもドタバタしているんですよねー、パリ五輪のU23代表も見ていて感じたんですが…。正直アメリカのDFは前線や中盤と比べて少し弱いと指摘されることがあるんですが、それでもパレスの主力リチャーズや仏1部に移籍したマッケンジー、フラムに長年在籍したリーム、ボルシアMGのスカリーなど、ビッククラブではないもののヨーロッパのトップのリーグでやっているプレーヤーばっかりなんですけどね。なんか納得いきません。

まあワールドカップまであと2年あるので守備面は何とかしてほしいところです。

さて、アメリカの次戦は10月になります。相手はコパ・アメリカで衝撃の敗戦となったパナマ、そして宿敵of宿敵のメキシコです。そのころにはおそらくポチェッティーノ氏の率いるアメリカ代表を見られると思うので楽しみに待っていようと思います。では